2021年3月12日
患者さま ご家族さま 各位
新型コロナウイルス感染症の院内感染終息と診療再開にあたり
この度は、正和病院内における1月9日(土)に発生した新型コロナウイルス感染症の拡大により、多くの入院患者さまに感染が拡がり、大きな苦痛や不安を与えてしまい、感染されていない患者さまにも退院が出来ない状況が続くなど、多大なご迷惑をお掛けしました。入院中の患者さま及び職員に感染した結果、地域の皆さまをはじめ多数の方々に大きな不安を与えてしまい大変申し訳ございませんでした。
また、新型コロナウイルス感染症により入院なさっていた患者さまの多くの方がお亡くなりになりました。私どもを信頼していただき病状の改善を目指しての闘病の途中で、ご期待に反した結果となってしまいました事、またお身内の方々との面会もできない中でのご逝去となりました事につきまして、患者さまのご冥福を心よりお祈りするとともに、ご家族さまに深くお詫び申し上げます。
この間、私どもは入院されている患者さまの治療を継続しつつ、大阪市保健所はじめ感染ネットワークの方々のご指導の下、感染症の制御に取り組んでまいりました。
その後、2月10日(木)発症を最後に新たな感染の発生が収まっており、職員の復帰も整いつつあることから、3月2日(火)より外来診療を順次再開しております。その後も問題なく経過しており3月12日(金)を以って院内のクラスターは終息したと判断しました。
今後はこのような感染の拡大が起こらないよう十分な対策を整え、救急を含む医療機能を全面的に再開し、安全に継続できるように努力いたします。
皆さまに安心して医療を受けて頂ける病院として再生させ、発展させてまいりたいと思っておりますので、今後ともご理解とご支援くださいますよう、心よりお願い申し上げます。
正和病院
院 長 西浦弘行